堺の伝統産業「昆布」

堺には幾つもの素晴らしい伝統産業が根付いています。
堺刃物、注染和晒、堺線香、堺緞通、堺五月鯉幟、自転車、和菓子・・・

そして、もうひとつ「昆布」があります。
といっても、大阪湾で昆布が採れるわけではありません。

堺では、北海道から入ってくる昆布を加工する産業が発達したのです。

もともと昆布は、北海道から敦賀や小浜までは海路で、そこからは陸路と淀川を下り大阪へ運ばれていました。
そして、江戸時代中頃には、下関を経由して堺までの航路が開かれた結果、堺の港に大量の昆布が陸揚げされる
ようになりました。

これが堺で昆布の加工業が発達したきっかけです。

堺伝統産業会館で販売している昆布製品の中から、何点かご紹介させていただきます。

「郷田商店」の黒とろろ(左・税込¥432)と上おぼろ(右・税込¥432)です。
上質の「とろろ」や「おぼろ」を加工するには、熟練した昆布職人の技と鋭い感性が必要です。

「マツモト」のおしゃぶり昆布(税込¥216)です。
昆布の持つ自然のうまみを生かして軽く調味したおやつ昆布。噛めば噛むほど味が出ます。

「小倉屋」の山海昆布(左・税込¥580)と美名味(右・税込¥580)です。
しめじや椎茸などのきのこがたっぷり入った「山海昆布」に白い飯!最強です。

「美名味」は昆布・かつお・ちりめん・ごま・山椒・生姜がたっぷり入った、ふりかけ昆布です。
もちろんご飯と相性抜群です。

ご購入は、イーモール堺(http://www.emallsakai.com/)、または伝統産業会館(072-227-1001)まで。