堺伝統産業会館では、東北地方太平洋沖地震で被害を受けたこどもたちが、
滝をのぼる鯉のように、震災に負けず元気に成長してほしいとの願いを込めて、
昨年に引き続き、堺の伝統産業である「堺五月鯉のぼり」を揚げています。
堺五月鯉のぼりは明治のはじめ、和凧職人に紙鯉を作らせたのがルーツで
鯉本来の姿形を取り入れ、鯉の背中に赤い金太郎がまたがった鯉のぼりは
「高儀の鯉」として知れ渡りました。
竹刷毛や数十種類の筆を使い分ける伝統の技、手描きだけが醸し出す独特の味と風合いは
時を経た今も変わらず守られています。
今では、大阪で唯一の手描きの鯉のぼりとして、大阪府の伝統工芸品の指定を受け
伝統の技と心を伝えています。
期間:4月22日(水)から5月18日まで(午前10時~午後5時)
※雨天・強風等悪天候の場合は掲揚しません。
場所:堺市堺区材木町西1-1-30 堺伝統産業会館前
展示内容:鯉のぼり 3匹【堺五月鯉のぼり 「高儀」】
<お問い合わせ>
堺伝統産業会館
TEL:072-227-1001
FAX:072-227-5006